COMMERCE ROBO

EC運営のムダをなくしたい!
業務効率化のために重要な2つの概念とは?

掲載日:2023/05/16

ECサイト運営時に発生する作業

ECサイトの運営には、プロモーションや商品の企画開発だけでなく、在庫管理や発送、売上や顧客データ管理など、さまざまな業務があります。大きく分けると「フロント業務」と「バックエンド業務」という大きく2種類の業務と言われるものです。この2種類の業務があることで初めてECサイト運営が成り立つのです。

①フロント業務とは

ECサイト運営においての「フロント業務」とは、主にマーケティング活動のことを指します。

①ECサイト運営、管理

②商品企画

③プロモーション

などを担当します。売上向上のため、販売を促進するのがフロント業務の役割です。

②バックエンド業務とは

①受注処理

②入荷・出荷作業

②売上管理

③アフターサービス

バックエンド業務とは、商品購入後に提供する対応業務です。

在庫管理やピッキング、出荷に必要な受注処理やアフターサービスなどが該当し、フルフィルメントとも呼ばれています。

商品の発送や購入者の対応など、いわゆる事務作業が中心となります。お客様の目に直接触れることはありませんが、対応品質に大きく影響する部分であり、また日々発生する業務となるためミスが発生しない仕組づくり・効率化のための仕組づくりが重要となります。

重要なのはフロント業務?バックエンド業務?

売上向上のための施策、商品の企画開発を行う「フロント業務」において、コストや工数を削減するのは至難の業でしょう。対して「バックエンド業務」はシステム導入の上、ある程度自動化し、コスト、はたまた工数も削減することは可能です。

また、ECサイトの規模が拡大するとともに、1日あたりの受注件数も増加します。大規模なECサイトでは1日に数百件から数千件もの受注が入ることもあり、バックエンド業務の効率化が不可欠です。

在庫管理システムの導入や基幹システムとECシステムの連携をはじめ、施策を検討する必要があるでしょう。

バックエンド業務における運営のムダとは

ではバックエンド業務における運営の無駄、減らせるべき点とはどこにあるでしょう。

・倉庫との連絡
・受注管理システムと倉庫管理システムの二重管理
・倉庫連携時のシステムの操作、設定方法
・倉庫連携時のシステム利用料
・倉庫連携時のシステムの不具合のリスク及び不具合時の調査

などが挙げられます。

上記に共通する事項として「倉庫との連絡、連携」の部分において一定数のムダが発生していることが分かります。

効率化を図れていない原因として、複数カート・モールの一元管理を目的としたOMSを使用し、倉庫作業用に倉庫利用のWMSを使用しているケースが代表的です。

OMSとWMSが自動連携していないことが多いため、OMSとWMSそれぞれでマスタ登録や日々のデータ登録を行うという作業が発生し、運営のムダに繋がっているのです。

まとめ

一般的にOMSとWMSは自動連携させずに使用していることが多く、標準的なものとして受け入れられいますが、実はこの部分、OMSとWMS一体型のシステムを使用することで、二重のマスタ登録、OMSからWMSへのデータ連携時のエラー対応、OMS、WMSそれぞれの利用料など、かなりの工数とコストを削減することが可能です。

運用として組み込み完了しているシステムから移行することは容易なことではないですが、現行のシステムから一体型のシステムへの移行により50%のコスト削減の可能性もあります。

ぜひお問い合わせください。