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システム選定で大切な「安定稼働」の考え方とは?

掲載日:2023/05/09

パッケージシステム導入検討の際に、問題なく運用できるのか?
突然システムが使用できなくなることはないのか?
など、システムの安定稼働について、パッケージシステムを導入する際に気になる点の1つです。
今回はなぜシステムの安定稼働が重要なのかを考えていきます。

EC物流システムの安定稼働とは?

そもそもEC物流における安定稼働の定義はなんでしょうか。

必要な確認項目をリストアップしました

・インシデント対応体制が整備されている
・過去重大障害が発生していない
・セキュリティ対策がある

主には上記が挙げられますが、安定的に稼働できることでどのようなメリットが享受できるのでしょうか。

安定的に稼働できると何がいい?

安定的に稼働できると、システム運用するうえで、インシデントや不具合への対応を最小化し、システム化したことでの業務効率化のメリットを最大限に享受できます。

日々の作業をシステム化することにより、売上向上のための販促施策などに時間を費やすことができるため、システムの安定稼働は最低限必要な条件とも言えるのです。

また、多店舗展開している場合、各カート・モールへの在庫連携は必須になります。安定稼働ができるシステムは、前述のとおり、インシデントなどによる影響が最小限に留めることができるため、在庫連携を行っていても売り越しや販売期間損失の最小化も見込めます。

安定稼働に必要なこと

①実績のあるシステムを導入する

実績がある=他導入企業でも安定的に稼働できている、と理解できます。パッケージシステムを選定する際には実績のあるシステムを導入することがポイントです。
導入社数、資本金(資本準備金含む)、導入企業など、各システムのサービスページをチェックしておきましょう。

②クラウドのシステムを導入する

パッケージシステムの中でも、オンプレ型か、クラウド型か、選択肢があります。この際、オンプレ型の場合、インシデントや不具合があった場合に、再度各端末にダウンロードできるファイルを作る必要などもあり、対応に遅れを取る可能性があります。
比較してクラウド型の場合、ほぼ全ユーザーが同じ環境で使用しているため、インシデントや不具合の調査スピードも比較的早く、迅速に解消することができます。
万一の場合に、安心できるのはクラウド型のシステムと言えるでしょう。

③使用するシステムを最小化する

EC物流において、導入されるシステムの種類は大きく「受注管理システム」と「倉庫管理システム」の2種類です。「受注管理システム」と「倉庫管理システム」を異なる会社のシステムを使用している場合、それぞれでインシデントが起こる可能性があり、リスクが2倍になります。対して「受注管理システム」と「倉庫管理システム」が一体型のシステムを導入することで、そのリスクを最小化することができます。
安定的にシステム運用させるためにはリスクの最小化は重要なポイントです。

まとめ

人手不足やDX化推進など、今まで人が手作業や目視で行っていた作業をシステム化する動きが加速しています。もともとアナログ運用だった場合、システムで本当に運用できるのだろうか?何かあった際にどう対応したらよいのかわからない…など、システム導入に対してよいイメージを持っていない部分もあるかと思います。

しかし、人力で対応するには限度もあり、人的ミスも発生可能性があります。安定的に稼働できるシステムを導入することで、ミスを最小限に、システム化により効率的な業務を実現、販売施策へ注力できる時間を捻出していきましょう。