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OMS、WMSのシームレスな連携が売上アップに貢献する!?

掲載日:2022/12/16

ECの売上が伸び悩んでいる…。

今後ECの売上を伸ばしていきたい…。

でも、日々のサイト運営で施策を考える余裕もなければ時間もない。
施策を考える時間を捻出し、売上を上げるためにはどうしたらよいか。
という点に焦点をおき、今回は皆さんと考えていきたいと思います。

なぜ施策を考える時間がない?

そもそもなぜ施策を考える時間がないのでしょうか。時間は作るものであり、勝手に湧いて出てくるものではありません。
とは言いつつも、1日8時間の業務時間内でできることは限られていますよね。降って湧いてくるものではないと分かっているものの捻出するには残業必至になってしまう状況も少なくありません…。

新商品がリリースされれば各カート・モールにマスタを登録して、受注管理システム、倉庫のシステムへもマスタ登録、テスト受注を行って問題なく出荷ができるか確認。各カート・モールやOMS、WMSの仕様もバラバラのため、仕様を理解して対応しなければならない。

使用するシステムが多ければ多いほど大変ですよね。ただカート・モールを一つにまとめることは販路拡大、売上アップのためには難しい。でもOMSとWMSをまとめることは可能です。

OMSとWMSが一体型になっていさえすれば、調整しなければいけないシステムの数が減り、作業工数も削減でき、その分、時間を捻出、売上アップの施策を考える時間に費やすことができます。

では、改めてOMS、WMSとは?という部分から見ていきましょう。

OMSとは?

OMSとは「Order Management System」の略称で、日本語で受注管理システムを意味します。複数のカートやモールの受注情報をOMSに取り込み、注文の管理や処理を一元化できることが特徴です。一般的に保持している主な機能は以下の通りです。最近では自動化できる機能が充実しているOMSも多数あり、受注業務における作業の効率化や、人為的ミスの防止に貢献します。

  • 受注管理
  • 在庫管理
  • 商品管理
  • EDI設定
  • 他システムとの連携

WMSとは?

WMSとは「Warehouse Management System」の略称で、日本語では倉庫管理システムを意味します。

OMSは受注を管理するものであるのに対して、WMSは出荷作業を行う倉庫庫内作業に特化したシステムであることが大きな違いです。
WMSが一般的に保持している主な機能は以下の通りです。

  • 出荷管理
  • 入荷管理
  • 在庫管理

WMSにはロケーション管理や在庫区分(良品・B品・破損品など)といった在庫管理機能があり、入出庫に合わせた在庫変動の履歴も管理が可能です。
出荷に際してはピッキングリストや納品書作成、検品管理機能を使うことで、正しい在庫数を把握・管理できます。そして倉庫内業務のマネジメントといった、物流現場に特化した機能が搭載されています。

OMS/WMS導入のメリット

OMS、WMSなどシステム導入をせずとも受注処理、出荷作業を行うことは可能です。ではなぜ導入するのでしょうか。導入することで得られるメリットについて見ていきましょう。

OMS導入のメリット

まずは、OMS導入のメリットから。
OMSを導入するメリットは主に以下3点です。

在庫管理の負荷軽減

複数カート・モールに出店している場合、特定カート・モールのキャンペーンで大幅に売れてしまい、他カート・モールで販売する在庫がなくなってしまった!
でも販売可能在庫は各カート・モールにログインして調整しないと売り越しが発生してしまう…。ということが起こります。
販売可能な在庫数を各カート・モールに連携する機能を持ち合わせているOMSもあり、そのような売り越しが起きないよう、各カート・モールに人がログインして調整しなくとも自動で販売可能な在庫数を変更してくれます。

業務の効率化

複数カート・モールに展開している際に、それぞれのカート・モールにアクセスして受注を確認し、出荷したい注文データを都度倉庫担当者に受け渡していたら、時間が掛かって仕方がないですよね。
出店しているカート・モールの受注データを集約して住所不備の修正や購入商品別に必要な出荷対応の指示をまとめて管理できるのがOMSです。
注文データを一元管理することで、受注から出荷までのをよりスムーズに、より効率的に行うことができるようになります。

作業ミスの低減

人が操作を行うとどうしても人為的ミスは発生します。
それぞれのカート・モールで作業をしなくて済むので、作業ミスが減ります。OMSを導入することで、手動で入力するという作業が減り、それに伴い、人為的ミスも低減できます。

注文を受けてから出荷するまでの作業の中で、システム導入によって効率化できる箇所が複数あることが分かりました。

WMS導入のメリット

ECサイト運営を行っている皆さんがメインで操作することはあまりないかと思いますが、出荷作業をするうえで倉庫ではWMSを使用していることがほとんどです。出荷件数が少ない場合は未導入の場合もありますが、より確実的な出荷作業をするうえで倉庫では欠かせないシステムの一つです。
では、OMSに続いてWMS導入のメリットを見ていきましょう。

WMS導入のメリットは以下です。

出荷作業の平準化

アナログ運営をしていると、どうしても俗人的な運用になりかねません。特定の作業者が欠勤となった場合、対応に遅れが生じてしまったり、結果的に残業をしなければ作業が追いつかないなどにつながります。
WMSを導入することで、システムから出力されたピッキングリストをもとに作業を行うことで、誰でも簡単に作業を行えるようになります。

リアルタイムでの状況把握

WMSとWMSと連携したハンディを使用することにより、検品・出荷の状況がリアルタイムでWMSに反映され、確認することができます。
出荷作業の状況を把握することで、追加での人員配置などを考えやすくなります。

コスト削減

物流現場は作業の大部分を人為的に賄っている事業社が多く、人件費が課題となっています。
システムを導入し、作業を平準化、効率化することで人件費を削減し、コスト削減につなげることも難しくありません。

このようにOMS/WMSを導入することでコストや作業工数の削減、業務の効率化を図ることが可能です。

注文を受けてから出荷するまでの作業の中で、システム導入によって効率化できる箇所が複数あることが分かりました。

ですが導入するOMS/WMSによっては作業工数が増えてしまうこともあります。

OMS/WMS一体型に切り替えるメリット

コスト・作業工数削減や、作業効率化に寄与するOMS/WMSですが、OMS/WMSは「①OMS、WMSそれぞれで使用する」パターンと、「②OMS、WMSが連携している一体型」のパターンの2パターンがあります。

「①OMS、WMSそれぞれで使用する」の場合、OMSだけでなく、WMSにも情報を登録する必要があり、効率化のために導入したものの、別の作業が増えてしまいます。
「②OMS、WMSが連携している一体型」であれば、OMSに登録すればWMSにも同じデータが自動的に連携されるのでその手間が省けます。多少の差異が時間を捻出するためのキーとなりうるのです。

上記の他にOMS/WMS一体型のシステムをオススメする理由は以下です。

  • 在庫管理の負荷軽減
  • 業務の効率化
  • 作業ミスの低減

注文を受けてから出荷するまでの作業の中で、システム導入によって効率化できる箇所が複数あることが分かりました。

在庫連携による販売可能在庫の最短連携

OMSとWMSが一体、ということは、WMS側の在庫変動がリアルタイムでOMSにも連携されるということ。
つまり、実在庫をほぼ確実に反映しているからこそ販売可能な在庫数をカート・モールに反映できます。
そうすることでより正確性の高い在庫情報がエンドユーザーに届き、売り越しを最大限に抑えることが可能になります。

OMS/WMSが一体型となっていない場合でも、カート・モールとの在庫連携は可能な場合がありますが、WMSの在庫数がリアルタイムでOMSに反映されているわけではないため、正直なところ、実際の販売可能在庫数とは異なる可能性が高くなります。

売り越しを最小限に抑えたい場合はOMS/WMS一体型のシステムを導入することで実現可能です。

システム間のエラーの削減

OMSに取り込まれたデータはそのままWMSに共有されます。
カート・モールのデータをOMSに連携し、そのデータをOMSから出力し、WMSに取り込むという作業がOMS/WMS一体型のシステムであれば発生しません。

カート・モールからOMSへの連携時にエラーが発生し、はたまたWMS登録時にエラーが発生してしまうと、ただでさえ忙しい朝の時間にエラー解析のために時間を費やさなくてはならなくなります。

一体型であれば少なくともWMSへの連携時にはエラーは発生しないので、OMS/WMSがばらばらの場合と比較してスムーズな朝を迎えることが可能です。

出荷指示登録、実績戻しの手間削減

OMSとWMSが分かれている場合、カート・モールからOMSに集約されたデータをWMSに再度登録する必要があります。そして、出荷実績をカート・モールに戻す際も同じです。
WMSのデータをOMSに登録し、そのデータをカート・モールに連携していく…。

一体型であればこの手間を削減できます。
OMSに反映されたデータはWMSに、WMSで出荷済みとなったデータはOMSでも出荷済みに自動的に反映されるためです。

わざわざWMSにログインし、出荷指示を登録、そして出荷状況を確認、出荷済みデータを出力する必要はありません。

OMS/WMSが一体型なので、OMS側を確認するだけで解決するのです。

まとめ

このようにOMS/WMS一体型であれば、OMS・WMSのメリットを最大限に活かし、OMS⇆WMS間の連携に費やしていた作業工数を削減、販促施策を考える時間に充てることが可能です。

シームレスな連携で、施策を考える時間を十分に作り、新たに施策を打ち出してみてはいかがでしょうか。

EC事業者様が施策を打ち出しやすい環境をご提供できるよう弊社OMS/WMS一体型のシステム「コマースロボ」+「AiR Logi」が皆様のお力になれればと思います。
お気軽にご相談くださいませ。