【事業概要】「沖縄の魅力と生産者の想いを、商品と共に届けたい」

まず、ECサイト「沖縄のいいもの by Coralway」事業の概要やリニューアルの背景についてお聞かせいただけますでしょうか?
妻夫木様:
JTA(日本トランスオーシャン航空)のカレンダーやモデルプレーンなど、エアライングッズを中心に扱うECサイトでした。
しかし、リニューアルにあたり、“こだわりが詰まった、ここにしかない沖縄のいいもの”を全国へお届けすることを新たなコンセプトとしました。
単なる販売サイトではなく、沖縄の魅力やまだ広く知られていない素晴らしい商品、そして生産者のみなさまのストーリーや想いを発信する場として運営しています。
これにより、従来のエアラインファンに加え、新たなターゲット層にも沖縄の価値を届けられることを目指しています。
【導入前の課題】属人的な手作業の限界と、自動化への強い想い
コマースロボ導入前の物流業務はどのような状況でしたか?
妻夫木様:
リニューアル前は、担当者1名が事務所で物流業務の全てを担っていました。注文が入ると、その担当者が注文内容を確認し、商品の保管場所でピッキング、梱包し、発送手続きを行うという、完全にアナログな手作業です。事業を本格化させるにあたり、この属人的な体制では限界があることは明白でした。とにかく「クリックからお届けまで全工程自動化」ような、自動化された仕組みを構築する必要があると感じていました。
- 属人的な物流体制:担当者1名が事務所でのピッキング・梱包・発送まで全てを手作業で対応
- 手作業による非効率:注文内容の確認から発送まで、全ての工程がアナログ管理
- 事業成長へのボトルネック:EC事業の本格化に伴い、従来の体制では対応が困難
【コマースロボ選定の決め手】必須だったカート・倉庫連携と、
将来構想を支える拡張性
物流課題の解決策として、コマースロボ導入を検討されたきっかけは何だったのでしょうか?
妻夫木様:
リニューアルにあたり、カートシステムとして「メルカート」を導入することが決まっていたため、まずはこのメルカートと自動連携できるWMS(倉庫管理システム)を探すことが大前提でした。その中で、委託を検討していた倉庫様が既にコマースロボを利用されていたことが大きなきっかけです。倉庫側との連携がスムーズに進むだろうという期待がありました。
最終的にコマースロボを選ばれた理由、決め手は何だったのでしょうか?
妻夫木様:
倉庫様が利用されていたことに加え、将来的な事業展開を見据えた拡張性が決め手になりました。私たちJALグループでは「JAL Mall」というECモールも運営しており、将来的に「沖縄のいいもの by Coralway」もそこへ出店する構想があります。その際、またゼロからシステムを検討し直すのは避けたかったのですが、コマースロボであればJAL Mallとも連携が可能だと確認できました。このように、中長期的な視点で安心して事業を成長させられる基盤になる点が、最終的な決め手となりました。
コマースロボ選定の決め手
メルカート連携
カートシステムとの自動連携が必須要件
倉庫との親和性
委託倉庫が既に利用済みでスムーズな導入が可能
将来の拡張性
JAL Mall出店構想に対応できる柔軟なプラットフォーム
【導入効果】初心者でも安心のサポート体制と、
人にしかできない業務への集中
導入によって、以前の課題(手作業での対応など)は具体的にどのように改善されましたか?
妻夫木様:
まさに「クリックからお届けまで全工程自動化」状態が実現でき、物流業務は劇的に効率化されました。以前のように担当者が一人で全てを抱える必要がなくなり、本来注力すべき企画やお客様対応に時間を使えるようになったのが最大の効果です。
導入当初、システムに不慣れでご苦労された点もあったと伺いました。
妻夫木様:
はい。私はECやシステムの専門家ではなかったので、導入当初はエラーが出るたびに「このエラーコードは何だろう?」と戸惑うことばかりでした(笑)。ですが、その都度コマースロボの担当の方が迅速に対応してくださり、一つひとつ丁寧に課題を解決していくことができました。例えば、備考欄にお客様からのご要望(ラッピング依頼など)が記載された場合に、自動で出荷を保留する設定を提案していただくなど、手厚いサポートのおかげで、私のような初心者でも安心して導入を進めることができました。このサポート体制がなければ、乗り越えられなかったかもしれません。
導入による主な効果
物流業務の自動化
受注から出荷指示までを自動連携し、手作業を撤廃
安心のサポート体制
システム初心者でも迅速かつ丁寧なサポートで安定稼働を実現
コア業務へのリソース集中
物流オペレーションをシステムに任せ、企画やお客様対応に注力
【現在の活用方法と今後の展望】
コマースロボのポテンシャルを最大限に引き出し、
顧客体験をさらに向上させたい

今後、「沖縄のいいもの by Coralway」事業の成長に向けて、コマースロボをどのように活用していきたいとお考えですか?
妻夫木様:
お客様により良い体験を届けるために、景品の同梱や、商品ごとの個別ラッピングといった、プラスアルファのサービスを展開していきたいです。ただ、それを実現するにはシステム側での設定が必要で、倉庫様に相談すると「まずシステムで設定してください」と言われるんですね。まだまだ私たちが使いこなせていない機能がコマースロボにはたくさんあると感じています。
その実現に向けて、コマースロボに期待することはありますか?
妻夫木様:
まさに今お話ししたような「こういうことをやりたい」という私たちの想いを実現するために、「それならこの機能が使えますよ」「こういう設定方法があります」といった、コマースロボ社からの能動的な活用提案やレクチャーの機会があると大変心強いです。一緒に顧客体験の向上を目指していけるパートナーとして、今後もご協力いただけると嬉しいですね。
- 顧客体験の向上:景品の同梱や商品ごとの個別ラッピングサービスの展開
- 機能の最大活用:まだ使いこなせていないコマースロボの豊富な機能を探求
- パートナーシップ:コマースロボ社との協働による新たな活用方法の模索