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食品メーカー

【導入事例】IT部門なし、担当2名で自社倉庫は作れるか? 大手食品メーカー・デサンジャパンが語る、「失敗しない」物流内製化の舞台裏。
~ 大象ジャパン様 ~

韓国の大手総合食品メーカー「大象(デサン)グループ」の日本法人として、人気ブランド「宗家(ジョンガ)キムチ」などを展開する大象(デサン)ジャパン株式会社様。事業拡大に伴う自社倉庫立ち上げとEC物流の内製化という大きな挑戦を、IT部門なしで実現した事例をご紹介します。

大象ジャパン株式会社

韓国の大手総合食品メーカー「大象(デサン)グループ」の日本法人。「宗家(ジョンガ)キムチ」をはじめ、コチュジャン、韓国のり、お酢などの調味料・食料品を幅広く展開。伝統の味を守りながら、日本市場に合わせた商品開発も行い、多くの消費者に韓国の食文化を届けている。

https://www.daesang.co.jp/

事業内容 【主力事業】
韓国食品の輸入・製造・販売(BtoB/EC)

【主要商品】
「宗家(ジョンガ)キムチ」、コチュジャン、韓国のり、お酢などの調味料・食料品

SCM責任者 様

大象ジャパン株式会社

出荷・在庫管理 ご担当者様

大象ジャパン株式会社

ECサイト運営 ご担当者様

大象ジャパン株式会社

導入のハイライト

"知っている安心感"が最強の武器に:委託先での利用実績が、IT部門なき挑戦のハードルを下げ、スムーズな導入を後押し

専門家不在でも"自走"できるチームへ:「ちょうどいい」柔軟性と操作性で、担当者自身が改善を回せる自律的な倉庫運営が実現

「手作業」という選択肢を捨て、未来へ投資:初めからWMSを導入することで、成長を止めない拡張性の高い業務基盤を構築

【背景】"Excel管理"では未来がない。
成長のために越えるべき「手作業の壁」

まず、改めて貴社の事業についてお聞かせください。

私たち大象(デサン)は、韓国に本社を置く総合食品メーカーの日本法人です。主力商品である「宗家(ジョンガ)キムチ」をはじめ、韓国の調味料や素材などを日本国内で展開しています。EC事業においては、単に商品を販売するだけでなく、大象(デサン)ジャパンというブランドと韓国の食文化の魅力を、より幅広く知っていただくための重要な役割を担っています。

今回の自社倉庫立ち上げの背景についてお聞かせください。

事業戦略の一環として、国内に新たな生産拠点を持ったことがきっかけです。その施設内に活用可能な倉庫スペースが生まれ、これを機に、これまで外部委託していた物流の一部を内製化するプロジェクトが立ち上がりました。オンライン事業のさらなる成長と改善が求められていたタイミングとも重なり、自社で物流をコントロールする体制を整えることになったのです。

ゼロからの立ち上げとなりますが、当初どのような課題を想定されていましたか?

IT部門での経験から申しますと、正直なところ、WMSなしで倉庫を運用することは逆にイメージがつきませんでした。もちろん、事業規模的にはExcelでもなんとか管理できる範囲だったかもしれません。しかし、将来的な拡張性や業務の正確性を考えると、最初からシステムありきでプロセスを考えるのが当然だと捉えていました。

まさに「守り」ではなく、「攻め」の投資としてのシステム導入だったのですね。

はい。手作業で始めてしまうと、後からシステム化するのは大変です。それに、食品を扱っている以上、3温度帯の厳密な管理は必須ですし、ECにおいては配送リードタイムの短縮が事業の生命線になります。これらを実現するためには、WMSは不可欠な存在でした。

倉庫立ち上げにあたり、見据えていた課題
  • システム不在による成長の停滞:手作業による非効率な倉庫運営は、将来の成長の足かせになる
  • 品質とスピードの両立の難しさ:食品の厳密な品質管理やECで求められる配送スピードを手作業で担保することへの懸念
  • 業務の属人化リスク:担当者依存のオペレーションを防ぎ、初めから標準化されたプロセスを構築する必要性を感じていた

【WMS選定】求めたのは機能より「安心感」。
IT部門なき挑戦を支えた"2つの武器"

WMSを選定する上で、どのような選択肢を検討されたのでしょうか?

弊社は韓国企業の日本法人なので、まずは韓国本社のSAPと連携する重厚なWMSを導入する選択肢がありました。しかし、今回の事業規模にはオーバースペックだと感じましたね。そこで国内のWMSに目を向け、他社サービスも含めて検討しました。

その中で「エアロジ」をお選びいただいた決め手は何だったのでしょうか?

一番の決め手は、社内にIT専門の組織がない中で、少人数で立ち上げられる手軽さと安心感でした。実は、もともと物流を委託していた3PL業者がエアロジを使っていたんです。そのため、ある程度の使い勝手は知っていましたし、何よりその委託先に気軽に「教えて」と聞ける関係性があったのが大きかったです。「これなら自分たちの手で必ずやり遂げられる」という確信がありました。

実際に立ち上げる前には、その委託倉庫で研修もさせてもらいました。ただ、委託先も全ての機能を使いこなしているわけではなく、手作業でカバーしている部分もありました。私たちが自社で運用するにあたっては、より深く設定をカスタマイズする必要があったのですが、その時にコマースロボティクスの担当の方には本当にお世話になりました。

サポート体制も重要なポイントだったのですね。

まさにそうです。問い合わせをすると、本当にすぐ返事が来るんです。立ち上げの過程で「難しい」と感じたことは一度もなかったですね。この迅速なサポートがなければ、スムーズなスタートは切れなかったと思います。

選定の決め手は、機能よりも「確実性」

🛡️

既知のシステムという安心感

操作性や挙動を把握していたため、導入における不確実性が低いと判断

🤝

信頼できる伴走型サポート

迅速かつ丁寧なサポート体制により、立ち上げ時の不安を解消し、スムーズな導入を確信させた

自走できる手軽さ

IT専門部署がなくても、少人数で立ち上げから運用まで完結できることを最優先した

【導入効果】「難しい」は一度もない。
専門家不在でも"自走"できるチームが生まれた

実際に導入されて、どのような手応えを感じていますか?

出荷のフォローから在庫管理、基幹システムとの連携設定、送り状発行まで、システム周りの実務をほぼ一人で担当していますが、「エアロジ」は、カスタマイズ性と難易度のバランスが、我々のような少人数体制にとって「ちょうどいい」と感じますね。自分たちで出荷しやすいように環境を整えられますし、何かあってもヘルプを見れば大体なんとかなる。このバランスの良さは非常にありがたいです。

ECサイトの運営担当としても、在庫の側面からエアロジを見ていますが、弊社が利用しているOMSとの在庫差異のチェックなどもスムーズです。サポート面で言うと、チャットツールでお願いしたら柔軟に対応してくれるなど、やり取りが非常にしやすかったのが印象的です。その心地よさが、安心してシステムを使いこなせる要因の一つだと思います。

IT部門がなくても、優れたツールと手厚いサポート、そして信頼できる担当者がいれば、自社倉庫は立ち上げられる。今回のプロジェクトは、そのことを証明できたのではないかと感じています。

「エアロジ」がもたらした3つの進化

🎯

最適化された運用

専門家でなくても直感的に操作・設定でき、担当者自身で改善サイクルを回せる「ちょうどいい」運用が実現

🔧

自律的な問題解決

詳細なヘルプ機能により、日常的な疑問点はチーム内で自己解決できる体制が生まれた

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スムーズな部門間連携

EC運営担当者も必要な在庫情報を容易に確認でき、フロントとバックヤードの連携が円滑に

「カスタマイズ性と難易度のバランスが、我々のような少人数体制にとって『ちょうどいい』と感じますね。自分たちで出荷しやすいように環境を整えられますし、何かあってもヘルプを見れば大体なんとかなる。このバランスの良さは非常にありがたいです。」

【未来の導入者へ】システムの価値を最大化する、
信頼できるパートナーとの出会いを

大象ジャパン様からのメッセージ

私たちのように、専門のIT部門がなく、比較的少人数のチームで物流を運営している、あるいはこれから立ち上げようとしている企業の方に、本当におすすめできます。エアロジは、専門家でなくても直感的に操作でき、自分たちの業務に合わせて柔軟にカスタマイズできるのが魅力です。

しかし、システムの機能以上に伝えたいのは、サポートパートナーの重要性です。まずはお試し期間などを利用して、実際にシステムに触れてみてください。そしてその過程で、機能面だけでなく、担当者の方といかにスムーズにコミュニケーションが取れるか、どれだけ親身に相談に乗ってくれるかを見てほしいと思います。

システム導入はゴールではありません。事業の成長に合わせて、共に進化していけるパートナーを見つけることが、成功への何よりの近道です。私たちは幸運にも、信頼できるパートナーと出会えたことで、安心して事業の第一歩を踏み出すことができました。

IT部門なしでも自社倉庫は作れます

大象ジャパン様のように、専門部署がなくても「失敗しない」物流内製化を実現し、
事業成長の基盤となる自社倉庫を構築しませんか?

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