【導入前の課題】「1人で抱える」手作業の限界。
ブランド成長の足かせとなっていた受注オペレーション

導入前、どのような課題をお持ちでしたか?
角氏:
当時の最大の課題は、受注から出荷指示までのプロセスがほぼ全て手作業だったことです。以前利用していた他社OMSツールでは、ShopifyやQoo10など複数のECモールからの注文は自動では連携されず、メールで受信したテキストデータを基に手動で処理していました。入金確認も決済システムの管理画面を目視で一つひとつ確認し、その結果を倉庫へ別途連絡する必要がありました。
黒石氏:
その手作業がヒューマンエラーの温床になっていました。ドメインでの連携設定が原因で、設定の変更が予告なしに連携停止を引き起こす場合がありました。いつ連携が止まるか分からないため、常に不安がつきまとっていましたね。
角氏:
当時、この業務は基本的に私1人で担当していました。特にセール期間などで注文が急増すると、お客様への対応が遅れてしまったり、出荷指示の確認作業に忙殺されたりしていました。このままではブランドが成長するスピードにオペレーションが追いつかない、という危機感がありました。
- 非効率な手作業:複数モールの注文・入金確認・出荷指示連絡が全て手作業で、毎日平均3.5時間の業務が発生
- 頻発するヒューマンエラー:手動でのデータ連携や目視確認により、ミスや確認漏れが発生。その修正作業がさらに負担を増大
- 業務の属人化:オペレーションが複雑で担当者も1人だったため、業務がブラックボックス化
【選定の決め手】求めたのは「完全自動化」と「安心感」

なぜ「コマロボOMS」を選ばれたのでしょうか?
角氏:
私たちが求めていたのは、とにかく受注から出荷指示までのプロセスを「完全に自動化」してくれるシステムでした。複数あるECモールからの注文はもちろん、これまで手作業だった決済システムとの入金照合まで自動で連携できることが必須条件でした。コマロボは、私たちが利用しているShopify、Qoo10、利用中の決済システムや倉庫のWMS(AirLogi)まで、全てのシステムとAPIで自動連携できる点が最大の決め手でした。
黒石氏:
加えて、サポート体制の充実度も重視しました。システムを切り替えるのは大きな決断ですし、動いているECを止めずに移行する必要がありました。コマロボのご担当者様には、設計段階から非常にタイトなスケジュールの中で密に連絡を取っていただき、こちらの質問にも迅速に対応してもらえました。約1週間という短期間でスムーズに移行できたのは、この手厚いサポートがあったからこそです。この「安心感」は非常に大きなポイントでした。
なぜ「コマロボ」だったのか?
一気通貫の自動連携
複数ECモール、決済システム、WMSまで全てAPIで自動連携
ミスの原因を根本から断つ
住所不備などを自動で検知・保留するロボット機能で不安を解消
信頼できるサポート体制
約1週間という短期移行を実現した迅速かつ手厚い伴走型サポート
【導入効果】「守りの業務」から解放され、ブランドを成長させる
「攻めの時間」が生まれた

コマロボ導入後、業務はどのように変わりましたか?
黒石氏:
まさに劇的に変わりました。以前は別の管理シートでアナログに管理していた入金確認や、毎日2回行っていたCSVでの出荷指示連携といった手作業が一切なくなり、全体の作業時間は3.5時間から1.5時間へと、約60%も削減できました。
角氏:
最も大きな変化は、心理的な負担からの解放です。以前は「常に画面に張り付いて、ミスがないか確認し続けなければいけない」というプレッシャーがありましたが、今はシステムが自動で動いてくれるので、その必要がなくなりました。この変化は本当に大きいです。
生まれた時間で、新しい業務にも取り組めるようになったそうですね。
角氏:
はい。受注業務がシステム化され、誰でも対応できるシンプルな形になったことで、これまで不可能だったCS業務の外注化に踏み切ることができました。そして、私が担当していた受注処理の時間が大幅に空いたことで、今は貿易関連業務や新商品の導入計画など、ブランドをさらに成長させるための「攻め」の業務に時間を使えるようになっています。これはコマロボ導入前には考えられなかったことです。
黒石氏:
システム面でも、従来のOMSツールでは設定が難しくできなかった「セット販売」などが可能になりました。コマロボを導入したことで、お客様に新しい価値を提供するマーケティング施策の選択肢も広がったと感じています。
コマロボがもたらした進化
圧倒的な業務効率化
毎日3.5時間かかっていた受注関連業務が1.5時間に。約60%の工数削減を実現
コア業務への集中
煩雑な手作業から解放され、新商品開発や貿易業務など事業成長に直結する業務へリソースをシフト
業務の標準化と外注化
属人化していた業務がシンプルになり、CS業務の外注化が可能に。事業のスケールアップに対応
「受注業務がシステム化され、誰でも対応できるシンプルな形になったことで、これまで不可能だったCS業務の外注化に踏み切ることができました。ブランドをさらに成長させるための『攻め』の業務に時間を使えるようになっています。」

【今後の展望】システムを武器に、お客様へさらなる「ハッピー」を
今後、コマロボを活用して挑戦していきたいことはありますか?
黒石氏:
お客様にさらに喜んでいただけるような企画を実現していきたいです。例えば、コマロボの機能を使えば、これまで難しかった「福袋」のような複数の商品を組み合わせた企画も柔軟に実施できます。システムが武器になることで、マーケティングの可能性も広がると期待しています。
- 新しいマーケティング企画:福袋やセット販売など、従来難しかった施策をコマロボの機能で実現
- 更なる顧客体験向上:システムを武器に、お客様により多くの「ハッピー」を届ける企画を展開
- 事業成長への集中:効率化で生まれた時間を、ブランド価値向上とビジネス拡大に投資